私の小さな物語






「奏が大事だったのに、伝え方がわからなくていっぱい傷つけて…

それでも手放すことはできなくて…謝らなくちゃいけないね」





柊君は片眉を下げて寂しそうに笑った。





「でも謝らない。奏にそう言われたから」
















「今まで、ありがとう奏」













柊君はそれだけ言って去った。








< 226 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop