私の小さな物語






「やっぱり赤くなった。可愛い」





「うるさい……可愛いとか言うな!」





「いいじゃん。ホントのことだし」





「なんでそういう恥ずかしい事が言えるかな!」





「だってさ」





高梨は歯を見せて悪戯っぽく笑った。





「好きなんだもん」





「……あっそ」





それだけで許せちゃうあたしも悪いけど。





この笑顔が大好きだから仕方あるまい。うむ。






< 292 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop