私の小さな物語
「そういえばさ、奏の幼なじみ、名前なんだっけ?」
「ユウのこと?」
「あー、そうそう。ユウさん」
「それがどうかした?」
「イケメンだよね」
「(ジュースを吐き出しそうになる)イケメンっていうかイカゲソじゃない?」
「ヤバくない?あれが幼なじみとかおいしすぎる」
「……彼女いるし」
「(聞かないふり)マジで狙っちゃおうかな?奏紹介してよ」
「いいけどさぁ、アイツ調子乗るからウザいよ?」
「いいよ、いいよ」
「じゃあ本人に聞いてみるね」