私の小さな物語
あたしは急いで乱れた髪をアイロンでセットし、
制服から私服に着替えて、
さらに柊君の好きなナチュラルメイクをした。
いつもは反発するみたいにケバい感じの化粧したりしてたけど……
なぜか今日は自分でも驚くほど素直だ。
約束の時間の15分前。
あたしはとりあえず履いていくパンプスを用意して玄関に座った。
携帯を開ける。
もう5時過ぎ。
またお母さんに怒られるかもしれないなぁ……。
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