ビター・ビター・チョコレート
2.セカンド・ラブ
慧人と別れて一ヶ月。
莉玖と付き合い始めて一ヶ月……。
私は、ちょっとづつ慧人がいない毎日に慣れてきて。
その隙間を埋めるように、隣りには莉玖がいた。
「ねぇ、慧人、また違う女の子連れて歩いてたよ……」
杏奈が露骨に嫌な顔をする。
「いいじゃねーか。もう、俺達は関係ないんだし」
前は卓真とも仲良かったけど、私と別れてからは彼らも口を利いていないようだった。
莉玖は、今、他の講義を取っていて、別行動をしている。
私たちは、先に学食で莉玖を待っていた。
私と別れてから、慧人が彼女を作ったのは3人目。
同時にではないけど、大学内では女の子を食い散らかしているなど嫌な噂も立てられていた。
「でもまー、美琴と莉玖が上手くいって良かったって感じだわ。なーんか別れて正解かもね」
「お前なー、そう言うこと言うの止めろよ」
と卓真が嗜める。
莉玖と付き合い始めて一ヶ月……。
私は、ちょっとづつ慧人がいない毎日に慣れてきて。
その隙間を埋めるように、隣りには莉玖がいた。
「ねぇ、慧人、また違う女の子連れて歩いてたよ……」
杏奈が露骨に嫌な顔をする。
「いいじゃねーか。もう、俺達は関係ないんだし」
前は卓真とも仲良かったけど、私と別れてからは彼らも口を利いていないようだった。
莉玖は、今、他の講義を取っていて、別行動をしている。
私たちは、先に学食で莉玖を待っていた。
私と別れてから、慧人が彼女を作ったのは3人目。
同時にではないけど、大学内では女の子を食い散らかしているなど嫌な噂も立てられていた。
「でもまー、美琴と莉玖が上手くいって良かったって感じだわ。なーんか別れて正解かもね」
「お前なー、そう言うこと言うの止めろよ」
と卓真が嗜める。