ビター・ビター・チョコレート
やたらと大きなベッドの部屋。
小さなソファと机があるけど、それ以外には大きなテレビが置かれていて。
家族と泊まる観光ホテルとは、明らかに仕様も目的も違う部屋だった。
室内は薄暗くて、それだけでも新鮮だった。
「あ……あの、シャワー先に浴びた方がいいの?」
「ど、どっちでも!」
莉玖が思わず早口になっている。
「こういう所、初めてだからよく分からなくて。緊張する……」
「そ、そうなんだ。俺も、そんなに来たこと無いかも……」
とりあえず、脱衣所で服を脱ぐ。
一枚、一枚、脱いで下着姿になった自分を鏡で見た。
もう、体が火照ってる。
恥ずかしさと緊張で、体が強張った。
初めてじゃないのに……。
私は処女のように、戸惑っていた。
小さなソファと机があるけど、それ以外には大きなテレビが置かれていて。
家族と泊まる観光ホテルとは、明らかに仕様も目的も違う部屋だった。
室内は薄暗くて、それだけでも新鮮だった。
「あ……あの、シャワー先に浴びた方がいいの?」
「ど、どっちでも!」
莉玖が思わず早口になっている。
「こういう所、初めてだからよく分からなくて。緊張する……」
「そ、そうなんだ。俺も、そんなに来たこと無いかも……」
とりあえず、脱衣所で服を脱ぐ。
一枚、一枚、脱いで下着姿になった自分を鏡で見た。
もう、体が火照ってる。
恥ずかしさと緊張で、体が強張った。
初めてじゃないのに……。
私は処女のように、戸惑っていた。