ビター・ビター・チョコレート
とっとと帰ればいいのに、いつまでもコイツの部屋から出ようとしなかった。
由果が、俺の下半身に吸い付く。
「なに、やってんだよ!お前、処女なんだろ?」
「セックス教本でやり方は勉強しました。これで、あってますか?」
と真顔で聞かれる。
あってるとか、あってないとか。
そんなの関係ねーだろ。と頭の中で叫ぶ。
由果は間違えている。
こういうのは、誰とするとか、いつするとか、そういう問題なんじゃなくて……。
ああ、そうか。と、一人で納得した。
この女は恋愛っていうものをした事が無くて、分からないんだ――と。
だから、教科書通りにセックスすれば、処女を喪失したと満足するのだ。
「お前、本当に俺の事が好きなの?」
と、髪を引っ張って顔をはがした。
由果が、俺の下半身に吸い付く。
「なに、やってんだよ!お前、処女なんだろ?」
「セックス教本でやり方は勉強しました。これで、あってますか?」
と真顔で聞かれる。
あってるとか、あってないとか。
そんなの関係ねーだろ。と頭の中で叫ぶ。
由果は間違えている。
こういうのは、誰とするとか、いつするとか、そういう問題なんじゃなくて……。
ああ、そうか。と、一人で納得した。
この女は恋愛っていうものをした事が無くて、分からないんだ――と。
だから、教科書通りにセックスすれば、処女を喪失したと満足するのだ。
「お前、本当に俺の事が好きなの?」
と、髪を引っ張って顔をはがした。