黒アゲハ Ⅰ -小さな宝物- 【完】


あたしが向かった先は屋上。

生徒は立ち入り禁止。


でもあたしは入れるんだ。


あたしは昔、カギが壊れていることに気付いた。

それから見つからないように、そっと利用している。


まりだけには、このことを伝えたし一緒に利用したりする。


この屋上は、あたしとまりだけのみんなが知らないたまり場なのだ。

だから邪魔されない。


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