黒アゲハ Ⅰ -小さな宝物- 【完】
「流星はどーした?純、見なかったか?」
「さっきまでここに居た」
あー…1番最初に会った銀髪の人か。
「俺ならここだよ〜」
と言いながら本人登場。
「自己紹介してたんだ。流星遅い」
「ごめんごめん」
「えっと、俺は中谷 流星(なかたに りゅうせい)留年して2-B。
好きなように呼んでね」
紳士的な笑みを浮かべて言う。
「あたしも好きなように呼んで。
あたしは流星って呼ぶわ」
「じゃあ俺は結奈ちゃんって呼ぶね」
流星をひとことで言うと、大人っぽいって感じ。