黒アゲハ Ⅰ -小さな宝物- 【完】
「そーゆーことなので、みなさんしっかりと任務を果たして下さいね」
流星がそう言うと、みんなコクリと頷いて部屋を出て行った。
残されたのはあたしと流星と純。
「結奈ちゃんもよくこんな怪しいヤツについて来たよね〜」
流星は純を指差して言った。
「あ゙?怪しくねぇけど?
んなら拓磨の方がよっぽど怪しいだろ」
「あ〜確かに」
流星はツボったらしく、大笑い。
まぁ笑えるっちゃ笑えるな。