黒アゲハ Ⅰ -小さな宝物- 【完】
* 倉庫
「さーてーと」
流星は指をポキポキと鳴らしてパソコンに向かった。
──カチカチ
──カチカチカチカチカチカチ
だんだん打つ速さが速くなる。
──ん…?
この人、一体なにやってんの!?
打つの速すぎじゃない!?
そう思ったけど、あえて聞かなかった。
きっと流星は特別な才能があるんだ
あたしはこれで納得(無理やり)したから。