『さよなら』は言わないよ。
病気悪化

「ん。」

朝、目が覚めた。

「懐かしい夢だったな。」

立ち上がりリビングに入ると母さんの姿は無かった。

今の時刻は6時

「出るの、早いな。」

学校に登校する時間は7時

まだ、登校するには早かったので部屋に戻ろうとしたら、

「っ!!」

―ドサッ

立ちくらみがした。

私は立っていられずにその場に座ってしまった。

肩や首が痛いし重い。

私は直ぐに理解した。

病気の、悪化が早いことに。

「学校は今日で、終わりかな?寂しいな。」

そう言いながら、部屋に戻り制服に着替えて一階に降りた。

朝ごはんを食べて、紙とペンを持ってテーブルに戻った。

スラスラとペンを走らせる。

数分後、書き終わり紙を畳んで封筒に入れて鞄に押し込んだ。
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