◆ その猫耳触らせて!



「なーに言ってんのっ?……猫なんかじゃないでしょ?」



「梨那っ!?」


後ろから抱きしめられたかと思うと
立て立てと急かされる


「抜け出そっ」


「……は!?」



驚くオレにかまわず
手を引いて梨那は店を飛び出す


「ちょっと梨那ーっ!?またどっか行く気ーっ!!?」


「ごめんね!楽しかったよ、ありがと!」



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