俺の特別な生徒。
俺は葉留に散々ハマっていた。
だがある日突然冷めて、喧嘩が多くなり、別れてしまった…。

でも今はお互い友達関係に戻っている。
第一、葉留はもう結婚しているのだ。

「どうした?俺、仕事中なんだけど?」

「えぇ、不機嫌??」

「別に~」

葉留と話してて不機嫌になることはない。
葉留は人と話すのが上手だ。

「智仁が生徒に手ぇ出してないかなぁと思って!」

ブッ……。
思わず飲んでいた珈琲を噴出しそうになる。

「あれ、図星?」

「出してねぇ!出してはない!」
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