わたし…イジメっ子です
『なんか…つまんねぇんだよな?』
裕を睨むと半泣き状態だった
心の余裕なんてないんだろう
この世の終わりみたいな絶望的な顔をしていた
俺はと言うと何故か心が満たされなかった
イジメは楽しいはずなのに...
もしかしたら心の何処かで気づいていたのかも知れない
イジメは何も生まない
誰も幸せになれないんだって
だけどこの時の俺はそれに気づけなかった
心が満たされないのはイジメのやり方が悪いのだと思っていた