わたし…イジメっ子です


帰り道


後ろから走ってくる足音が聞こえて振り返ると春汰がいた


「あの…教科書だけどさ…」


『言ったでしょ?お願いだから関わらないで!』

「イジメられてんのか?」


『………そうだよ!だからほっといて!』


それだけ言って私は走った


やっぱり情けない


人にイジメをカミングアウトするのは...

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