わたし…イジメっ子です
『お願いだから関わらないで!いくら春汰が人気者でもアキには勝てない。友達にそう言われなかった?』
「別に…言われてないけど?」
『とにかく、そうなの!勝てないの!だから…』
その瞬間、春汰の手が私の頭をポンポンと叩いた
「顔に助けてって書いてあるぞ!」
そう言ってニコッと笑った春汰は本当に太陽みたいで、眩しくて…私は涙を止めることができなかった
なにより誰も汚いと私に触れようともしなかったのに、春汰はなんのためらいもなく私に触れてくれた
笑顔を見せてくれた
それが何より嬉しかった