流華の楔




どうせまたろくでもないことに違いない。


確信しつつ、和早は平隊士に尋ねることにした。





「三つ巴とは、どういう意味でしょうか?」



「あ、えっと……その…」



ごもる平隊士。

それを見遣り、やはりな、と溜息をついた。





「沖田さん。あなたの言う噂、これですよね」


「あはは。ご名答ー」


「………」



< 228 / 439 >

この作品をシェア

pagetop