さくら ―余命3年の恋―
「でも色白だったんじゃないの?」
「うっ………」
…確かに色は白かった。
色白で、美男子って言葉がよく似合うような感じの顔立ちで。
色は、白かったな…。
まるで………、
「まるで日に当たってないかのように、白かったんじゃない?」
「そっ、それは………」
「図星か」
───怖くなるから言ってほしくなかったのに!!
そんな私の気持ちとは裏腹に、お構いなしに璃子は続ける。
「案外美男子だったんじゃない?
イケメンというより、美男子という言葉が当てはまる感じの………」