さくら ―余命3年の恋―
「なんでそこまで読めてるの!?」
「この人一倍勘の鋭い璃子様を侮っちゃいけないよ」
「…璃子様ぁぁあぁぁ!!!!!」
思わず璃子に抱きついた。
信じたくない………、
信じたくないけど………、
だけど………!!
あまりに璃子の言うことが的中しすぎて、余計に怖くなった。
「よしよーし」
「璃子怖いこと言わないでよぉ………」
「ごめんごめん。
もう言わないから」
笑いながら、私の頭をポンポンと優しく撫でてくれる璃子。