美しい花−先生と秘密な関係−【上】
あたしは俯く事しか出来ない。


トキオが電話にでない今、頼れるのは先生だけ。


先生も駄目だったらレンを迎えにいけない。





「早く服きろ」


「えっ?」


「行ってやっから」


「はい」





あたしは急いで着替えて、先生とタクシーに乗り警察署へ行った。


先生が警察の人と話してレンを連れてきてくれた。






「レン!!」


「また男といたのか?この男好き!!」


「レン?!」




レンはあたしがキャバクラで働いてるのは知ってる。


毎晩出かけて、派手なメイクで帰ってくるんだから隠せなかった。



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