美しい花−先生と秘密な関係−【上】
クラクションを鳴らした車はあたしたちによってきて窓が開いた。


ん?誰?





「おい!」


「……先生?」





車の運転手は先生だった。
偶然通りかかったのかな?





「乗れ」


「へっ?」


「家帰んだろ?送ってやる」


「大丈夫です。もうすぐなんで」


「チビが可哀想だろが!大人しく乗れ」





チビってケイくん?


先生ってほんと口悪いよね?


レンの事はガキだし、あたしはお前だし。





「桜、乗せてもらおう。俺疲れたし」


「えっ…うん…」





レンが疲れたんなら乗せてもらおう。



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