美しい花−先生と秘密な関係−【上】
「アザミ」
「はい」
「自分で思ってたよりアザミに惚れてたみたいだ。こんな形でしか気持ちを伝えられなくてごめんな」
「アツくん、謝らないで…あたし考えてみるから…」
「ゆっくりで構わない。俺はまだ学生だしな。でも卒業したら婚約させられる。それまでにアザミとふたりの時間がほしい」
気になるのは弟たちの事だ。先に話しておいたほうがいいよね。
弟たちの面倒はみてもらえないなら、考えるまでもないし。
「それと弟の事なら心配しなくてもいい」
「知ってたの?」
「ああ、本当の年齢も。アザミには悪いと思ったが調べて知ってた」
「そっか」
「ごめんな?気分悪くしてないか?」
「ううん、あたしの方こそ騙しててごめんなさい」
知ってたんだ。調べたってさすがお金持ちだね。
「はい」
「自分で思ってたよりアザミに惚れてたみたいだ。こんな形でしか気持ちを伝えられなくてごめんな」
「アツくん、謝らないで…あたし考えてみるから…」
「ゆっくりで構わない。俺はまだ学生だしな。でも卒業したら婚約させられる。それまでにアザミとふたりの時間がほしい」
気になるのは弟たちの事だ。先に話しておいたほうがいいよね。
弟たちの面倒はみてもらえないなら、考えるまでもないし。
「それと弟の事なら心配しなくてもいい」
「知ってたの?」
「ああ、本当の年齢も。アザミには悪いと思ったが調べて知ってた」
「そっか」
「ごめんな?気分悪くしてないか?」
「ううん、あたしの方こそ騙しててごめんなさい」
知ってたんだ。調べたってさすがお金持ちだね。