美しい花−先生と秘密な関係−【上】
もういいの。
頑張って忘れるから。


それに学校もやめる。





「ひとつだけ答えろ。クラスのやつがやらせたんだな?」





あたしはもう一度頷いた。




「悪かったな…俺のせいだな…」


「違う…先生のせいじゃないよ?あたしが…ついて来てしまったから…」


「お前のせいじゃねぇよ…助けてやれなくて悪かったな…」






先生はなにも悪くないのに。


こうやってしてくれてるだけで嬉しいよ。



先生はあたしの体を離すとジャケットをかけてくれた。





「歩けるか?」


「はい」


「送ってく」





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