美しい花−先生と秘密な関係−【上】
気づき始めた想い
料理をしていると後ろから抱きしめられた。


一瞬、体がビクッと反応してしまう。
先生だって分かってるのに体が怯えてしまってる。




「そんなびくつくなよ…」





頭の上で先生が優しく言ってくれてるのに、やっぱりちょっと怖い。


先生なのに…。






「…俺の分も作れよ」





先生、まだいてくれるんだ。
今日は誰かに抱きしめられる事が、いつも何倍も嬉しくて安心できる。


すごく人肌が恋しい…。



先生はあたしから離れソファーに戻って行った。





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