美しい花−先生と秘密な関係−【上】
先生はアザミを抱いて体に触れてきて…桜に優しくして心に触れてきた。


だから…あたしは先生を…好きに…なっちゃったの…ね…?





「アザ…ミ…?」





あたし、先生が好き……。


淡い思いなんかじゃない。本当に心の底から好きになっちゃった。





「どうして、泣いてるんだ?」





あたしは泣いてしまってた。



ごめんね?ごめんね?アツくん。
ごめん…ほんとにごめん…。





「…ごめん…なさい…」





涙と同じようにあたしの気持ちも溢れ出てしまう。もう、止められないよ…。





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