美しい花−先生と秘密な関係−【上】
「祥介くん」




先生の後ろから女の人が出てきた。
彼女かな?あたしなんで来たんだろ?


彼女といるのに邪魔なだけじゃない。





「この子誰?」


「ただの教え子。あ、元か?」





ただの教え子か……
しかも、元って…あたしまだ退学届けは出してないよ。





「お邪魔してごめんなさい」





あたしは頭を下げて先生に背中を向けて早歩きで去ろうとした。


すると、先生に腕を掴まれた。





「なんかあったのか?」




あたしは首を左右にふる。なにもないよ…邪魔してごめんね?

彼女といたのに。




< 233 / 411 >

この作品をシェア

pagetop