美しい花−先生と秘密な関係−【上】
あたしはテツヤさんの手をギュッと握った。






「アザミ、本当の年齢は?聞いてもいいか?」


「18です」


「一回りも下か…」


「騙しててごめんなさい」


「いや、いいよ。夜の世界は嘘がつきものだしね。それに、アザミといて楽しかったのは嘘じゃないだろ」


「テツヤさん、ありがとう」





テツヤさんは立ち止まってあたしを抱きしめてきた。


あたしも背中に腕をまわす。テツヤさんはさらに力を入れて抱きしめてきた。





「アザミといるとホッとする。癒やされる」





あたしはテツヤさんの背中を撫でてあけだ。


奥さんが浮気してたのをずっと知ってて耐えてきてたのよね。




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