美しい花−先生と秘密な関係−【上】
違う。女に慣れてるとか関係ない。


この人は最初から興味がなかったんだ。あたしを抱く気なんかなかった。


あたしは先生の首に回してる手をほどき、自分の腰に回ってる先生の腕をはがした。


先生のもとを離れて、脱ぎ散らかした下着をつけた。





「どうした?諦めたのか?」


「はい」


「こんな扱いされても冷静なんだな」





冷静なんかじゃない。すごくムカつくし、悔しいし、情けない。


でもこれ以上粘ったところで意味がない。先生はあたしを抱かない。






「先生、口止め料ほしくなったらいつでも連絡して下さい」


「フッ…ナンバーワンには余裕ってわけか」


「ふふっ。違いますよ?すごく残念です、先生と出来なくて。それではまた明日学校で」



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