美しい花−先生と秘密な関係−【上】
ごめんね?先生。


先生の望みを叶えてあげられなくてごめんなさい。



それにね、テツヤさんはもう来ないかもしれない。


あたしはテツヤさんに対して最低な事をしちゃったから。






「やっぱ俺の事、許せねぇのか?」


「……違います。許せないのはあたし自身なの」


「どうしてだ?お前は何も悪くねぇだろが!テツヤさんとは仕事として接してきたんだろ?」





ずっとそうだった。
さっき抱かれるまでは。

キスをしてもお客様だとしか思ってなかった。


でも、抱かれた時はお客様と言うより、復讐のためと言う気持ちが大きかった。





「……あたし…今、テツヤさんに…抱かれてきたの。先生とサヤカさんのした事が許せなくて…だから…ごめんなさい」




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