美しい花−先生と秘密な関係−【上】
それから数日後。


仕事中にレンから何度も着信が入ってた。


あたしはこの日に限って携帯を充電したままホールに出ていた。


普段なら絶対にこんな事は有り得ないのに。




あたしがレンの着信に気づいたのは、最初の着信から2時間近くたったころだった。


あたしはすぐにレンにかけなおした。





「もしもし、レン」


『桜、なんで電話にでねぇんだよ』


「ごめんね?それより、どうしたの?」





仕事中にレンから電話があったのは初めてだ。
もしかして、何かあったの?





『ケイが……』





えっ?ケイくんがどうかしたの?





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