美しい花−先生と秘密な関係−【上】
あたしは先生と変わり、ケイくんの手をギュッと握った。


ケイくんの手は小さくて不安になってしまう。


あたしなんかが弟たちを守っていけるのかな?


どれだけ頑張っても限界があるのかな?ううん。そんな事はないよ。


あたしが頑張らなきゃね。

あたししかいないんだから。




点滴が終わると会計を済ませて、先生の車で家まで帰った。



ケイくんをベッドまで運んでくれた先生にコーヒーを出した。






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