美しい花−先生と秘密な関係−【上】
「……あたしが頑張るしかないから」





自分の限界を何度も感じてる。


母が死んだ時だって結局自分の力では何も出来なかった。


あたしは高校をやめても、所詮18の子どもだと何度も思いしらされる。


それでも、もっともっとあたしが頑張るしかない。誰もいないんだから。





「なんでもひとりで抱え込もうとすんな!」


「……じゃ…先生が助けてよ……」






あたしは何を言ってんの?


どうしたのよ?涙腺が緩んでくる。

泣きたくないのに。





先生はあたしの方へきて横からあたしを抱きしめてくれた。






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