美しい花−先生と秘密な関係−【上】
「前だと酔うから真ん中座るんだ」


「ええー!先生のバカ!前に座ってよ。酔わないように話してようよ」





先生は生徒を無視してこっちへ歩いてくる。


一瞬目があったけども、それはどちらからともなくすぐにそらされた。




先生はあたしの前の席に座り座席を倒してきた。


最悪…嫌がらせのつもり?教師のくせに。


あたしの後ろには他の子が座ってるから倒すなんてできないし。



あたしは仕方なく窓側に座っていたけど、通路側に移った。


窓にもたれて寝たかったのにな。






「お前は友だちもいねぇのか?」





へっ?あたし?
先生を見ると、倒して出来た隙間からあたしを見ていた。




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