美しい花−先生と秘密な関係−【上】
良かった…。


本当に良かったよ。




今度は嬉しくて涙が止まらない。





「おい!泣き虫」


「え、はい」


「そんなに心配だったのか?」





あたしは頭を上下に振って、必死に頷いた。



先生は傷だらけの顔で笑顔を見せてる。



本当に心配したんだから…。





「フッ…事故ってみるもんだな」





……………えっ?





「馬鹿な事言わないで…先生のお母さん、心労で倒れちゃったんだよ?あたしも…倒れるかと思ったのに…」




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