美しい花−先生と秘密な関係−【上】
あたしの方こそ先生が好きでいてくれてたなんて信じられないよ。


だから凄く驚いた。


それと今まで気づかなかった事が悔しい。





「それならあたしもです。いつから好きでいてくれたんですか?」


「気になりだしたのはお前の体を見た時で…確信したのはお前が風邪で休んだ時だな」


「そんな前から?」


「お前はどうなんだよ?」


「あたしは、よくわからないけど…愛人になろうとした時に先生が浮かんできてなれなかった」


「遅っ!!」





あたしたちは誤解してすれ違いばかりしてたんだね?


こんがらがった糸がほどけていくみたいだった。




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