美しい花−先生と秘密な関係−【上】
また驚かされてしまったあたし。
今度は電気どころじゃなくて、フリーズしてしまったみたい。




すぐに我に返ると、先生はダウンジャケットを着ながら玄関に向かってた。


あたしは先生を追いかけて、後ろから腕をつかんだ。






「先生…あたしも…愛してます……」






先生は振り返ってあたしにキスをしてくる。


激しくなっていくそのキスに心も体も感じていた。





「早く行かねぇとケイが不安がってるよな?」


「そうですね」


「続きは帰ってからだな」




先生はまた軽くチュッと唇に触れて、玄関の扉を開けた。





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