美しい花−先生と秘密な関係−【上】
「あっ、テツヤさん、今なにちたんれちゅか?もうっ」





酔っ払っていても、全て分かってやっている。


たまには酔っ払ったあたしを見たいだろうし、酔っ払った勢いも欲しいだろう。


酔っ払っていて、足がふらふらで、呂律が回らないのは本当だけど、ミスをするほど酔っ払っていない。





エレベーターの扉が開き下に着いた。あたしはテツヤさんにお礼を言って、手を振り見送った。



はぁ〜。終わった。
あたしはさっきよりもしっかりした足取りで店に戻った。



あたしは化粧を直しドレスのまま店を出た。
店を出てアツくんに電話をかけると、外車があたしの前で止まる。



この外車はアツくんのもの。





「アツくん、お待たせ」




あたしは助手席に乗り込んだ。




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