美しい花−先生と秘密な関係−【上】
アツくんは車は走らせて着いたところはホテル。それも一流の。


風にあたったおかげですっかり酔いも覚めてたのに、あたしはアツくんに寄りかかってる。



お酒が回ると甘えたくなる女は少なくないはず。
あたしもそのひとり。



エレベーターが向かう先はかなり上の階。もしかして、スウィートとかなのかな?





「アツくん、このエレベーターはどこまで上がるの?」


「最上階のスウィートを用意した」


「アツくん」


「ん?」


「あたしなんかのために嬉しい。ありがとう」







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