美しい花−先生と秘密な関係−【上】
『人形』と言う言葉を聞いて先生を思い出したけど、それからはいつものアザミに戻っていた。



抱かれたあと、もう一度シャワーを浴び、ホテルで遅めのランチを食べ家の近くまで送ってもらった。



家に帰ってから、お祝いに来てくれたお客様や、お花を送ってくれたお客様にお礼のメールを送った。




はぁ〜。無事にバースデーも過ぎたな。




あたしは少しずつ崩れていくものに気づいてなかった。



どれだけ仕事がうまくいっていても心に風が吹いてる。


その風を切って、前に進み続けているあたし。




あたしは大丈夫。

まだ頑張れる。


呪文のように自分に言い聞かせる。





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