美しい花−先生と秘密な関係−【上】
あたしはスタイルを出て、タクシーを乗って先生の部屋へ向かった。



家に着くなりシャワーを借りて、バスタオルを巻きつけてベッドに向かう。





「これでも着とけ」


「へっ?」






先生は投げるようにあたしにワイシャツを渡した。


なんで?こんなこと初めてだ。


昨日もその前日もこのまま抱かれたのに。




もしかして…





「……しないんですか?」


「お前、疲れた顔してる…今日は何もしねぇからゆっくり寝ろ。してほしいならいくらでもしてやるがな」





じゃ、なんで先生はあたしを呼んだんだ?


疲れてるって気づいてくれたのは優しいけど、それなら家に誘わないでよ。



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