小さな青い春
始まり
「お母さん、またあの面白いおばちゃんたち来るのぉ?」

「そうよぉ、今日もあのおばちゃん達が来るんだよ。だから、奏(かな)ちゃん良い子にできるよね?」

「うん!」

奏は大きくうなずいて、笑った。

「ねぇ、お母さん。またぶかつゅのお話しして。」

奏はキラキラした笑顔で母親にいった。
母親の玲(れい)はそのたどたどしい話し方に愛しそうに微笑んだ。

「じゃあ、おばちゃん達が来るまでね。」

奏はワクワクしているように目を輝かせた。

「お母さんはねぇ、中学1年生の時おばちゃん達のいる学校に引越してきたの・・・
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