大きなしろねこと小さなしまねこ
しばらく歩いていくと、小さな町内の魚屋さんの裏に着きました。
店の表の方からは、お魚を売る人間や買う人間で賑わう声がします。
しまネコは、細いおヒゲをピンと伸ばし、小さなお鼻をクンクンさせて、
積まれたゴミ袋やポリバケツの中を、慣れた手つきで探り始めました。
一方、しろネコは、初めて嗅ぐたくさんの生のお魚のニオイに、
思わずお鼻を前足でコシコシとこすりました。
しまネコは、すぐにお目当てのご飯を探し当てたらしく、一つのゴミ袋に向かってツメをたてました。
すると、中からは、お魚のホネや、少し傷んだお魚が出てきました。
しまネコは、そのうちのひとつを両の前足で押さえて言いました。
「ぼくは、これが一番好きなんだ。」
それは、しまネコよりもふたまわりほど小さなお魚でした。
そして、しまネコは、そのままお魚にかじりつきました。
店の表の方からは、お魚を売る人間や買う人間で賑わう声がします。
しまネコは、細いおヒゲをピンと伸ばし、小さなお鼻をクンクンさせて、
積まれたゴミ袋やポリバケツの中を、慣れた手つきで探り始めました。
一方、しろネコは、初めて嗅ぐたくさんの生のお魚のニオイに、
思わずお鼻を前足でコシコシとこすりました。
しまネコは、すぐにお目当てのご飯を探し当てたらしく、一つのゴミ袋に向かってツメをたてました。
すると、中からは、お魚のホネや、少し傷んだお魚が出てきました。
しまネコは、そのうちのひとつを両の前足で押さえて言いました。
「ぼくは、これが一番好きなんだ。」
それは、しまネコよりもふたまわりほど小さなお魚でした。
そして、しまネコは、そのままお魚にかじりつきました。