彼方ニ、跳ネル。
「理屈が分かんねぇ!!」
世の中の事は公式や文法のように法則はないと言う事か?
ていうか無理がありすぎるだろ。
何でこの家だけなんだよ。
…ツッコんでる場合か!
こんなに飛んじゃって、落ちたら一体…
確実に家は壊れますよね。
私だって無事では済まないですよね。
何処に落ちるか分からないし。
海に落ちるかも。
海底に沈んで、発見されないかも。
逆に都会に落ちるかも。
大規模な交通渋滞が起きますよねそれ。
新聞にのるかも。
…………。
「いーやぁぁー!!私の素敵なキャンパスライフがぁぁ!」
私の足元で、ピョン吉は暢気に欠伸をしていた。