ふたりごと
待ち合わせをしたのは、私が今いるスーパーに近いカフェだった。
偶然、彼も近くにいるということでそこで待ち合わせになったのだ。
このスーパーは私のアパートから程近い。
もしかしたら、彼もこの近くに住んでいるのかもしれない。
カフェで彼を待つ間、私は先にアイスコーヒーを注文し、少し飲んでいた。
ガラス越しに外の風景を眺めながら、これからここに来る「松崎昭治」という男の子がどんな人なのかを想像していた。
年下の男の子と話す機会なんて滅多にないから、どんなことを話せばいいか分からなかった。