運命の人〜先生と私の10年間〜
「お前なんか用があってきたんだろ?言ってみろよ」

私は空き教室に入り、静かにドアを閉めた。


「こまっち・・・寺門先生と付き合ってる噂ホント?」


声が震えないように、力が入ってしまった

「そのことか・・・」



「みんなが勝手に・・・・」


っと、こまっちが話始めた瞬間



「何やってるんですか?」



勢いよくドアが開いた。


そこに立ってたのは寺門先生。




私の後を追ってきていたのだ。


「桜井さん、あなた駒山先生をそんなに困らせたいの?」


いい加減にしてちょうだい。


「そんな・・・わたしは・・・そんなつもりぢゃ・・・・」


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