運命の人〜先生と私の10年間〜

ただ・・・

こまっちはトイレに駆け込んだ


息を切らしながらうつむいた

「くっそーーー」


勢いよくこまっちは壁を殴った


寺門は何を考えているのか
こまっちにはわからなかった



その時椿は、教室でボーーーっ空を眺めていた


誰もいない教室で一人静かにしていることが椿は好きだった

時刻は夕方16時


今日は部活がお休みだった



「さーーーて帰るか!!」



椿は椅子に座りながら両手を上げて伸びをした






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