年下の悪魔
っていうか、そもそも涼君とセフレなんかにならなきゃよかった。
そしたら今頃、元彼からのメールに浮かれて幸せな気分になれてたはずなのに
何で、あんな悪魔みたいな奴の事なんかで悩まなきゃいけないのよ!!
'今日はセフレらしい事が全然出来なかった。
こんなんじゃセフレ失格だ。
どうしよう、嫌われたかも'なんて、考えなくてもよかったのにっ!!
「うっ、ひぃっ…」
枕に顔を埋め泣き声を押し殺した。
嫌われたくない。
嫌いにならないで。
しかし、薬を飲み倒れるような横になったその日、涼君から一通のメールが来てて
私がそのメールを読んだのは朝起きてからだ。
Date:涼君
Sub:Re:
本文:早く治すように。治してくれないと俺、お前の事抱けねぇじゃん。それと、俺はお前の事そんなに嫌ってねぇよ。
そのメールを見た瞬間
嬉しさと恐怖で
また倒れてしまった。
本当に私って、情けない小心者だ。