年下の悪魔

自販機に着くと、白のセダン車が停まってた。

運転席を見ると涼君がいた。


元彼と似てる車だな。






ヤバ…

違う意味でドキドキして来た。



ガチャ

「お待たせ…」

ふわっといい香りがする車内。


ふっと見ると眼鏡をかけた涼君。

「涼君って眼鏡かけてるの?」

「視力悪いんで、運転する時はかけてます」


相変わらず、タチ悪いな。


ドアを閉めたと同時に車を発進させた。


「仕事だったんスか?」

「まぁ…涼君は今日仕事だったの?」

「はい。2交替制なんで3時半に終わりました。明日休みなんでダメ元で誘ってみました。
あ、これドーゾ」


私の手に何か冷たいものを手渡された。

何だろうと思い、視線を向けると…


缶チューハイ。


「何これ?」

「いや、酔った方がエロくなるかと…。あ、お酒苦手ですか?」



いや、飲めるけどさ。
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