年下の悪魔
悪いな。と思う半面、涼君なら来てくれると信じてた。

涼君は、いつでも何があっても、私を待っていてくれた人だから。

いつでも、私を迎えに来てくれた人だから。

迷わずに、私の元へ来てくれた人だから。



だから、私ももう迷わないと決めた。

私も一歩踏み出す決意をした。





―――――昨夜。


『ごめんって、何だよそれ…?』

「大事な人が出来たの。だから、あんたとはもう連絡は取れない。この先Wデートの話が出ても、私はもう行けない。


もう、あんたの元へは行けない」








変なの。

あんなに元彼にしがみついてたのに

今度は私から…。



元彼の気持ちぐらい知ってる。

何だかんだ言いつつ2年も付き合ったんだから。

どんな性格だったかも知ってる。







君はびっくりするかな?

君はどんな反応してくれるだろう?





『~♪~♪♪♪~』


Date:涼君
Sub:Re:
本文:じゃぁ、仕事終わったら連絡くれそっち向かうから。




君は、いつも私を最優先にしてくれる。

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